阪神が土休日に運休中の急行を5日から再開 山陽・近鉄直通列車の終電繰り上げは継続

阪神電気鉄道は、新型コロナウイルスの影響で土休日ダイヤにおいて一部運休している急行列車の運転を再開します。

阪神8000系電車(たろとれ/写真AC)
阪神8000系電車(たろとれ/写真AC)

政府の緊急事態宣言発令および沿線自治体からの協力要請があったことなどを受け、阪神電鉄では2021年4月29日(木・祝)から一部列車の運休および行先変更を実施しています。このうち、土休日ダイヤにおいて運休している大阪梅田駅発・尼崎駅行の急行列車については、阪神線内の利用状況を考慮し、6月5日(土)から運転が再開されることになりました。通常どおりの運転となるのは、大阪梅田駅11時〜14時台に発車する尼崎駅行の急行12本です。

そのほか、山陽電気鉄道が実施している終電繰り上げ、減便および行先変更に対応し、阪神本線・神戸高速線および阪急神戸高速線の一部列車にも行先変更や運休が生じています。例えば、大阪梅田駅23:00発の山陽姫路駅行 直通特急の最終列車は、行先が東二見駅に変更されています(時刻表は下表を参照)。このダイヤ変更は、平日・土休日ダイヤとも継続して実施されます。現在発令されている兵庫県を対象とした緊急事態宣言期間終了日の翌日から通常ダイヤでの運転が再開される予定です。

【図表で解説】阪神 終電繰り上げ

また、近畿日本鉄道(近鉄)の最終列車繰り上げに伴う阪神なんば線の行先変更については、平日・土休日ダイヤとも、7月2日(金)まで継続して実施されます。具体的には、近鉄奈良線に直通する尼崎駅23:50および0:00発の東花園駅行2本について、行先が大阪難波駅に変更されています。そのため、東花園駅方面への終電は尼崎駅23:31発の近鉄奈良駅行 区間準急(土休日は23:36発の東花園駅行 普通)に繰り上げとなっています。なお、7月3日(土)には近鉄のダイヤ変更が実施され、現在の行先変更の内容がそのまま通常ダイヤとなります。